古き良き建築物に
世界の様々な建築物を見ていたら、自分の好きな様式が見つかりました。
私はどうやら、ゴシック建築が好きなようです。
12世紀後半から、フランスを発祥として開花した建築様式で、最も初期の建築がパリ近くの「サン=ドニ(聖ドニ)大修道院教会堂の一部に現存します。
他にも、イギリス、北部及び中部イタリアや、ドイツのライン川流域、ポーランドのバルト海沿岸及びヴィスワ川等の大河川流域にわたる広範囲に伝播したという、厳かな雰囲気の建築様式です。
今でこそ、「ゴシックって言い方お洒落だよね」という感じですが。
実はこの呼び方、蔑称(要は悪い言い方)だったのです。
15~16世紀にかけて、有名な方々がルネサンス前の中世の芸術を「荒っぽいし、野蛮だよねー。ウケる」と指さしながら嘲笑ったらしいですよ。
でも、実はこの様式、建築物の観点からもかなり合理的な構造で、「あれ、やっぱり良くないこれ?」となっていったそうです。
ゴシック様式、とひとつにいっても、その中に更に細かい種類があるのです。所謂「〇〇式」という呼ばれ方ですね。
と、これ以上語ると永遠に終わりそうにないので、今日はここまで。
またいつか、建築のお話でお会いしましょう。